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EQの開発⑥出来るだけ多様な経験を積む-4- EQ開発講座

2013.12.30

前回、幼児期・児童期・そして少年期での、子供たちに与えるテレビやゲームやネットを通じての映像情報の危険性を指摘しました。

EQと呼ばれる能力の基本要素にまず挙げられるのが、「今自分がどんな情動を抱えているのか」をできるだけ的確につかむ事だとされているからです。

その上で、その情動を上手く制御したり、または活用したり、

さらに一つの情報源(的確な判断の)として役立てたりしてゆくのがEQと言われる知能なのです。

それがまだ未熟で未発達な段階で、情動とは恐ろしく強力で訳の判らないもので、

制御などとても不可能だと認識させてしまうのは大きな損失と言わざるを得ないでしょう。

私の経験上でも、大方の小学生は、自分は情動に対して非常に非力であり、情動をコントロールするなんてとても無理な話だと思ってしまっているのです。

ですから、できるだけ早い段階で、子供たちの解る範囲から少しずつ、例の心理学や脳科学の知識を教えて行く事が重要ですし、

またその使い方のノウハウも、事ある毎に丹念に伝えていく必要があるのです。

話を元に戻すと、そうした教育の機会がえられるような経験というのが、少々逆説的になってはしまいますが、望まれる経験だと言えるでしょう。

次回に続きます。