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EQの開発⑤価値観・思想の強化ー原点を確認する-3 EQ開発講座

2013.8.25

この「人は何のために生きるのか」などの根本命題を、子供たちから突きつけられたら、

やはり即答は避け、本人により深く考えさせるきっかけを与えるのが良いと思われます。

いくつかの書物を紹介したり、人物や歴史上の出来事を教えてあげたり。

ネット上で簡単にアクセスできることも多いので、意外に早いテンポで、

たぶんどこかからの借り物でしょうけれど、自分の一応の答えに辿り着けると思います。

過去、私の経験で意外と多かったのが、

「そんなこと考える暇があったら勉強しろ」とか「勉強がいやになったから、屁理屈をこねだしたんじゃないのか」とか、

「そんな事を考え始めると負けちまうぞ」とか「人間には解らないことなんだから無駄なことをするんじゃない」と父母から言われたという子供たちの訴えでした。

やはり頭ごなしに片づけてしまうのは、もったいないと思います。

子供と、もし、こんな会話が持てるとしたら、またとない教育の絶好の機会と捉えるべきではないでしょうか。

いっしょに考えるという姿勢でも構わないと思いますし、

「お父さんは高1の頃かなこんな言葉に出会って、こんな考えに行きついたのを覚えているよ」

といった思い出を話すだけでもいいと思います。

古来数えきれないほど多くの偉人と言われる人たちが、考え続け、様々な答えを用意してるのですから、

簡単には独自の解答は得られないでしょうし、それでいいのではないでしょうか。

ただ、一時、真剣に考える。

これこそが、その後の「自己教育力」とでも呼べる、エネルギーの大きな源泉の一つになり得るのです。

次回に続きます。