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EQの開発②方法論その6 EQ開発講座

2012.5.19

EQ開発の第一歩として、理想形をイメージすることをお教えしてきました。

その際、EQ開発の可能性を信じることは当たり前にしても、

気質の存在を肯定し尊重することと、愛情を基点にすることをお願いしました。

子供のEQを向上させていく手立てとしては、本人とのコミュニケーションを通しての働きかけに尽きる訳ですが、

この二つが無いと、前向きで生産的な情動のやり取りが、どうしても、生まれてこないのです。

また、自身の開発に当たっても、この二つが無いと、まず、短期間で頓挫してしまうでしょう。

くどいようですが、必ずこの二点をまずクリアーしてください。

自分の心の中を覗くのは、何か気恥ずかしい感じがしたり、怖い感じがしたり、抵抗感があるものです。

でも、一歩踏み込んで下さい。

やがて、自分でも信じられないくらい、輝く、自信に満ちたご自分が手に入るのですから。

この段階も含めて、これからいろいろな実践をお教えしていきますが、

その効果を短期間で確かなものにするのが、「書く」という作業です。

その都度、改めて指摘させていただくつもりですが、この二点の確認も是非、書き留めてみて下さい。

後で読み返せるくらいになった方がいいのですが、慣れない内は、書くそばから破り捨てても構いません。

それでも、充分に、私の言う効果が予感できるはずです。

この「書く」という作業の有効性を、端的に証明した事例があります。

いずれ改めて、詳しくお話ししますが、ダイアリーメソッドと呼ばれることもあるようですが、日記を使っての実践です。

あの「9.11」のあと、ミシガン大学のバーバラ・フレデリックソン教授がこの日記を使った指導で、短期間で多くの人々に「resilient」を実現したのです。

「resilient」というのは、私がいう「たくましい心」の主要な要素だと思っているのですが、

復元力というか、困難を跳ね返す心の力という意味で使われているようです。

次回は、理想形が確立した後の段階に進みます。