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EQの開発②方法論その4 EQ開発講座

2012.5.9

理想形を持つ上での最後の注意点は、「愛情を持つ」ということです。

「愛情が基点になっていることを確認する」と言った方が正確に伝わるかもしれません。

子供に愛情を持ってるなんて、当たり前のことじゃないか。

愛情があるからこそ、理想形を抱き、一歩でも二歩でもそれに近づけようと考えるんだろう?

本当にそうなら文句なしです。

まえの二つの注意点も簡単にクリアーしていると思います。

しかし、私の経験から言わせていただくと、結構そうとも言えない場合が、実はあるのです。

それは、親なり指導者の、決して高いとは言えないEQのなせる業なのです。

つまり、単に、おもしろくないのです。

我が子として認めるのに抵抗があるのです。

自分自身の欠点を見ているようで、腹立たしい思いがあるのです。

それを解消しようとする情動は、愛情とは似て非なるものです。

また指導者の、こいつの欠点を俺が直してやろう等と思うのも、

単なる自己満足や思い上がりといった部類のもので、愛情とはやはり違うようです。

他人に対する場合ではなく、ご自分に対する時も同様です。

(つまり、ご自分の心を鍛える手段としてEQを高めたい。そのために理想形をイメージするときです。)

本当に自分を愛しているか。

この場合の愛は、極めて積極的なものです。

愛があるかどうかなんてものじゃなく、遺志をもって愛するのです。

愛情の定義にもいろいろあるでしょうが、ここでは意志のある愛情なのです。

自己否定だけでは何も生まれてきません。

自己否定も結構。

でも、変わろうとしている自分・より善くなろうとしている自分・自分の理想形に少しでも近づこうと苦しんでいる自分を知っているのは、あなた以外にいないはずです。

否定したい自分や嫌悪したい自分があったとしても、大本は、愛すべきかけがえのない、この世にもあの世にも二人といないあなたなのです。

肯定すること。

受け入れること。

愛すること。

そうすれば、必ず、欲しい自分を手に入れて行くことができます。

少々力が入ってしまいました。

昔を思い出します。

随分多くの子供たちにこんな話をしてきました。

ついでに、どうしてもお話したいことを思い出したのですが、今回は少々長めなので次回に回します。