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EQの開発②方法論その10 EQ開発講座

2012.6.9

情動の発生は自動的ではなく、その前に何らかの考えがある。

ということを教えた後、子供たちには、自分が体験したパニックを再現してもらいます。

解けそうもない問題を見た瞬間、一体なにを考えたのか、なにを思い浮かべたのか。

質問をある程度繰り返してあげると、様々な答えが出てきます。

なかなか言葉にできない場合も、もちろん多いです。

何れにせよ、「あーもうだめだ。おしまいだ。」と絶望していることに気付いてもらいます。

本当に「もうだめかどうか」とは別に、勝手に自分の方から「もうだめだ」「すべておしまいだ」と評価している事に気づいてもらいます。

その結果どんな情動・感情・心の変化があったのか、いっしょに探って行きます。

驚き・不安・恐怖・いらだち・悔しさ・怒り・悲しみ・悲嘆などがでてきます。

子供たちにとっては、まだ、こうした情動を表す語彙は、極端に不足しているのが普通ですから、

例を挙げながら一つ一つ解説し誘導してあげなければなりません。

その上で、こうした情動の嵐から解放されるために、先の、絶望という勝手な判断にメスを入れていく訳です。

仮に一問落としても、それは部分でしかない。

それに、君が全然手が付けられない問題は、他の子供たちにとっても難しいはずで、みんなが出来ない問題はないに等しい。

残り時間が少ない、時間が足りない、と思い絶望してしまった場合も同様で、絶望しなければならない理由など何もない。

仮に全部に手が回らなかったとしても、他の子も同じかもしれないし、大体、ふだん君が問題を解くスピードは自分が悲観するほど遅くはない。

実際に計測してみればよく判る。

最大の誤りは、試験結果が良かったか悪かったかは、試験が終了してから判明することで、

終わってもいない試験について、自分の方から勝手に絶望してしまうなんて、なんて馬鹿げたことか判るだろう?

そこでパニックの状態についての学問的な知識を与え、最後に具体的な対策をいっしょに考えていくのです。

パニックの解説から次回とします。