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EQの開発①臨界期 EQ開発講座

2012.4.4

心をどのようにして鍛えていくか?

それをEQになぞらえて進めていきましょう。

以前マシュマロ実験のお話をしました。

私は合格不合格で言ったら、まず間違いなく不合格と思われる。

ということも根拠を挙げて説明しました。

なのに、なんとかその後合格組に移れたらしい。

その原因究明も、EQ開発のヒントになり得るのではないかともお伝えしました。

実はここで問題になるのが、臨界期という考え方なのです。

臨界期とは、専門家によって、その使い方にはばらつきがあるようですが、感受性期とも言い換えられるように、

一般的には

「外界からの刺激に応じて脳が成長を遂げる、一定の限られた期間」

を指すようです。

臨界期を迎えるまでに何らかの働きかけをしないと、対象となる能力を開発することが不可能若しくはすこぶる困難になってしまうというものです。

有名なのは、トーステン・ウィーゼル博士の、猫や猿を使った視覚発達に関する臨界期の証明実験です。

生後数か月、片方の目を閉じたままにしておくと、後で閉じていた目を開けても、その目の視力は戻らない。

目自体の構造上の問題は全くないのに、脳の側の神経回路が未発達なために起こる障害だと結論付けられています。

人間の脳に関してよく知られているのは、絶対音感の臨界期が4・5歳とか英語の幾つかの発音の識別の臨界期が8・9歳だとかで、

みなさんもどこかで耳にされたことがあると思います。