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EQのヒントⅠ-⑧ EQ開発講座

2012.2.9

マシュマロ・テストという有名な実験があります。

EQを日本に広めるきっかけとなった、ダニエル・ゴールマンの

「EMOTIONAL INTELLIGENCE」 翻訳版「EQ心の知能指数」にも紹介されています。

1960年台に、米国のスタンフォード大学で行われたもので、付属」の幼稚園を使い、職員の子弟を中心に集めた4歳児を対象にしたものです。

対象となった子ども達が、高校を卒業するまで追跡調査したもので、自制する能力の重要性が端的に判る実験とされています。

小部屋に4歳児を座らせ、目の前のテーブルにマシュマロが一つのった皿を置く。

そして、観察者がしばらく不在にする間、マシュマロを食べるのを我慢できたら、戻ってきた時に、褒美にもう二つマシュマロをあげると伝えて、小部屋を出る。

そして15分程度一人にして観察するというものです。

様々な反応があるようです。

部屋の中を動きまわる子、寝た振りをする子、触ったり、匂いをかいだり、持ち上げてみたり、
・・・・・・・でも、結局、我慢できるかどうか、二つに一つ。

明白な結果となるわけです。

我慢できたグループと我慢できなかったグループ。

追跡調査の結果、この二つには明確な差が認められたと報告されています。

我慢できたグループの方が、学業成績も良く、社会性能力も高かったのです。

そこで、私の4歳の頃はどうだったのか?

実はその話をしたくて、このマシュマロ・テストを紹介したのです。

4歳の頃の事を覚えているの?

実は覚えているのです。

それは次回お話します。