ＥＱのヒントⅠ-③ EQ開発講座

2012.1.4

「僕は、ゴルフで緊張したこと、ないなー」　と。

私は重ねて聞きました。

「無いって、一度も無いんですか？」

これに対して

「無いなー。無いねー。」と、さらりと答えられたのです。

私には、大きな衝撃でした。

ゴルフというのは、少なくともボールを打つ時は百人が百人緊張するものである。

プロアマ問はず、緊張するのが当然だと心の底から思い込み一度も疑って無かったのです。

それが一言であっさり否定されてしまったのです。

少なくとも、眼前に一人、一度も緊張したことが無い人がいる。

遺伝子の違いを感じずにはいられませんでした。

雀はどんなに頑張っても、鷲や鷹にはなれないのです。

英雄は生まれながらにして、英雄となるべき素質を備えていると痛感せざるを得なかったのです。

実は私には、自分自身の心のあり様について、十歳頃からずっと引きずってきた「しこり」みたいなものがあったのです。

その「しこり」の発端は、小学校で当時担任をされていた先生が通知表の評価欄に書かれた、ある一言でした。

良くも悪くも、その一言が、その後の私の人生航路に少なからぬ影響を与えてきたことはたしかです。

——————————————————————-

続きはまた来週。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。